「縮毛矯正、かけた方がいいのかな」
そう思いながら、でも決め切れずにいる。
そんな方けっこう多いんですよね。
美容師側からすると、実はこれすごく大事な悩みだと思っています。
なぜかというと、縮毛矯正って「かけた方がいい人」と「かけない方がいい人」がわりとはっきり分かれる施術だから。
迷っているうちに「とりあえずやってみよう」でかけてしまうと、思っていた感じと違う、なんてことも起きやすくて。
今日はサロンで実際によく聞かれることを、できるだけそのまま話してみます。
縮毛矯正は「くせを直す」技術じゃない

まず最初に、一個だけ認識を合わせておきたいことがあります。
縮毛矯正は「くせ毛を直す」技術ではなくて、「くせを伸ばして固定する」技術です。
これ同じことに聞こえるかもしれませんが、全然違います。
くせを「直す」のであれば、髪の内側の状態が変わることになります。
でも縮毛矯正は薬剤でいったん髪の内部の結合をゆるめて、熱で伸ばして、また固定する。
くせの出どころ、つまり毛根の形は変わっていないので、新しく生えてくる根元からはまたくせが出てきます。
だから半年もすれば根元にくせが戻ってくる。
そのたびにかけ直す必要があります。
これを知った上で「それでもかけたい」という方は、縮毛矯正との相性がいい人です。
縮毛矯正が向いてる人の条件
まとまりのある状態を毎日キープしたい人
縮毛矯正をかけると、かけた部分はまっすぐの状態が続きます。
湿気の多い日でも、サラッとした状態が比較的出やすいので
「毎日ブローに時間をかけたくない」
「雨の日でも朝の時間を短くしたい」
という方にはすごく合います。
くせが強くてスタイリングだけでは限界を感じている人
ヘアオイルやミストを使っても、どうしてもまとまらない。
そういうくせの強さがある場合、縮毛矯正は現実的な選択肢になります。
直毛ベースのスタイルが好きな人
縮毛矯正後の仕上がりはストレートが基本です。
ふんわりとしたカールや、くせを生かしたニュアンスを楽しみたい場合は、少しイメージと違ってくることがあります。
縮毛矯正が向いてない人の特徴
パーマやカールが好きな人
縮毛矯正をかけた髪は、構造が変わっているのでパーマがかかりにくくなります。
縮毛後にパーマをかけようとするとダメージが大きくなりやすいので、両方楽しみたいという方にはあまりおすすめできません。
ハイトーンやブリーチをしている人
これはかなり重要です。
ブリーチをしている髪はすでに内部の結合が弱くなっているので、縮毛矯正の薬剤に耐えられないことがあります。
施術自体ができないということではありませんが、仕上がりや状態の予測がしにくくなる。
担当の美容師としっかり相談が必要な部分です。
くせを活かしたスタイルを楽しんでいる人
最近はくせ毛を生かしたカットや、ウェーブを活かしたスタイルも増えてきています。
「くせがあること」を個性として楽しんでいる場合、縮毛矯正はそれを消してしまうことになる。
向いていないというより、もったいないという感じです。
縮毛矯正するか迷っている人へ一番伝えたいこと

縮毛矯正をかけるかどうかの基準は、「くせの強さ」だけじゃないということです。
「今の自分の暮らしの中で、どんな髪の状態でいたいか」
それを整理してから判断するのが、一番失敗が少ないんですよね。
ストレートを維持することが楽になる人もいれば、定期的なメンテナンスが逆に負担になる人もいる。
どちらが正しいということじゃなくて、自分のリズムに合っているかどうかです。
迷っているなら、まずサロンで「今の髪の状態」を見てもらってから相談するのが一番確実です。
今はLINEなどで事前カウンセリングをいる美容師さんも多いので、ぜひ活用いただければと思います。
【くせ毛や髪の毛に悩む女性を一人でも減らしたい】との思いから数多くのセミナーや研究会に参加。そこで得た知識や経験を活かし独自のヘアケア理論を確立し、数多くの髪に悩む女性のお悩みを解決します。