日頃トリートメントしてるのに髪が傷むのがお悩みという方も多いのではないでしょうか?
そんな方のためにトリートメントの謎について解説します。
本記事で分かること
- 傷むトリートメントとは
- 本当に必要なトリートメントについて
筆者である私も美容師をしているので美容師サイドの本音も交えながらお伝えしますね!
傷むトリートメントの実態とは
カラーやパーマをした後にトリートメントをすると思いますが、よく美容室でするような「手触りを良くする」トリートメントはご注意ください。
先程もお伝えしましたが、悪いのはタイミングや種類が今の髪に適してないということなので
「トリートメント=悪ではない」です。
そこで傷む場面を2つまとめてみました。
2つの傷むトリートメントとは
- カラーやパーマ直後のコーティングトリートメント
- 過剰なコーティング系のトリートメント
カラーやパーマのコーティングのトリートメント
カラーやパーマという薬剤を使った際には、薬剤の成分が髪に残った状態になります。
洗い流してはいますが厳密には髪の内部に細かい成分は存在していて時間が経つにつれていなくなります。
ですが、存在している間は悪さをするので乾燥などダメージの原因にはなります。
カラー直後にすぐコーティング系のトリートメントをすると薬剤が本来脱出するはずだった場所が塞がれてしまうので出られなくなります。
時間の経過に関わらずに薬剤が出られなくなり傷み続けてしまうのでかなり注意が必要そうです。
薬剤が居続けるということは、「活性酸素の影響」や「残留アルカリ」などの影響があり悪い成分が髪の毛に入ったままになってしまいます。
具体的なデメリットとして
- 髪が硬くなりゴワつく
- 色持ちが悪くなる
- 乾燥してパサパサに見える
- 髪が広がる
これらが挙げられるので、ケアしたいと思ってトリートメントしてもあまり意味が無いような状態になります。
過剰なコーティングでのダメージ
こちらもコーティング系のトリートメントですが、髪質によって合う合わないということがよくあります。
合わない(ベタつきなどが感じられる)場合、酸化による劣化として髪質を悪くしてしまいます。
薬剤としてのダメージとは変わりますがいい影響はありません。
過剰にコーティングした場合のデメリットとして
- ベタつきが感じられるため乾かすのが遅くなったりする
- 酸化しやすく活性酸素が発生する
- 臭いの問題に繋がる
ということがあります。
ダメージというと大袈裟ですが、結果的に髪が綺麗になることから遠のくのでそんな一面を知っておくといいですね。
とはいえコーティングのトリートメントがダメなのではなく、
髪に合うかどうかが大事なのでベタつきが気になった場合は次回から避けたほうが良さそうです。
必要なのは薬剤成分除去のトリートメント
改善策として挙げるとするならば、薬剤除去のトリートメントを事前にしておくといいでしょう。
コーティングする前に余計な成分を取り除いておくとトリートメントの長持ちにも繋がるので、おすすめです。
「アルカリ成分」や「過酸化水素」、「活性酸素」といったような髪の内部に居続けると悪影響を及ぼすものを解毒してくれるようなトリートメントがそれにあたります。
全ての美容室が行ってるわけではないという欠点
カウンセリングの際に聞いてみてもいいかもしれませんが、全ての美容室がやってるわけではないので確認しましょう。
やっていなかったら仕方ない部分ではありますが、
長めにしっかり洗い流してもらうようなことが必要になります。
事前にお店に連絡してトリートメントの事について把握しておくと自分の髪の毛を守ることに繋がるので確認できると安心ですね!
美容室選びの基準にもなるので、今後継続して綺麗な髪をキープしたいという方にはおすすめです。
トリートメントの優先順位
これまでの話で薬剤成分除去のトリートメントをした方がいいのは分かったと思いますので美容室ではどんなトリートメントをすれば良いのか優先順位をお伝えします。
- 薬剤成分除去のトリートメント
- 内部を補修してくれるトリートメント
- コーティングトリートメント
- 前処理のトリートメント
ざっくりとこの順番で優先順位はつけれます。
トリートメントにこだわっている美容室であれば全部一式セットになっているところもありますので、お任せしてみることをオススメします。
予算が決まっているなら、これを目安にトリートメントを決めていくのが良いでしょう。
間違ってもなんか良さそうだからと成分除去をせずに良いトリートメントをしたら長持ちしなくなる危険性が大きいので、注意しましょう。
髪を綺麗に保つために必要なトリートメントだけ行いましょう!
髪を綺麗に保つためには必要なトリートメントを行う必要があります。
もちろん予算があれば、全て行いホームケアもバッチリというのが理想ですが、
なかなか予算が割けないという方がいるのも承知です。
ホームケアを充実させつつ美容室のトリートメントは無理しない程度に行えると無理なくヘアケアが可能になります!
その中でも薬剤除去ができるとその後のトリートメントやホームケアの効きが良くなるので実感しやすいです。
値段が高い=良いトリートメントとは限らないですよ。
自分が納得して施術を選択できるなら良いですが、言われるがままに施術するのはあまり良くないので
美容師さんから良いように言われても納得して選べるまで説明を聞くようにしましょう。
美容師さんとの二人三脚で綺麗な髪を維持できるようになると半年で見違えるように綺麗になれますよ!
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