ヘアケア技術

縮毛矯正とは?メリット・デメリットをプロが解説

Instagramでよくツヤツヤな髪が流れてきませんか?

 

プルンプルンなのよく出てきます!
ただ長持ちするのかよく分からないし、色んな情報を目にするしどうなのでしょうか?

 

ツヤツヤの要因はズバリ「縮毛矯正」なのです。

髪の構造を変えるからこそ艶ができるので、長持ちもしやすいです。

 

編集長
今回は、あのツヤツヤの根底を支える縮毛矯正を解説しますね!

 

また本メディアを監修頂いている安田さんのYouTubeでも縮毛矯正についての動画がありましたので併せてご覧ください。

 

髪の状態でツヤツヤになれるか変わります

 

よく見るツヤツヤですが、髪の状態が最高のバランスである時に発揮します。

条件として

  • 直毛である
  • 柔らかさを持っている
  • 表面が整っている

 

これらが挙げられますが
必須なのが縮毛矯正なのです。

 

※稀に直毛でそのままで綺麗な方がいらっしゃいますが、本当にごく稀です

 

癖毛と直毛の違いは形状と中身

癖毛はどうしてもツヤツヤに見えないようになっております。

形は楕円でうねりがあるため、表面が凸凹してみるのが原因

それと同時に髪の中身も直毛とは変わっていて
水分バランスが悪くなるように作られています。

 

直毛は髪の形も正円で水分バランスが整っております。

綺麗に見えやすいですがツヤツヤではないと感じている方も多いです。

それは細かいところにある部分的な癖であったり
施術ダメージによる後天的な水分バランスの乱れなどいくつかあります。

 

そのため日本人の8割は癖毛と言われております。

 

縮毛矯正とは癖毛を真っ直ぐにすること

縮毛矯正とは薬剤を使って癖毛を真っ直ぐにする技術です。

癖の強さや弾力(強度)に応じて薬剤を変化させて対応するため
美容師さんの技術が問われます。

 

主に

  • 浸透するスピード
  • キューティクルをこじ開ける力
  • 真っ直ぐにする力

 

などが薬剤ごとに変わります。

 

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髪に合わせた設定ができないと、ダメージや仕上がりが悪いということに繋がります!

 

縮毛矯正の流れ

縮毛矯正って施術時間は長いですか?
編集長
カラーなどよりも工程が増えるので3時間目安で行っている方が多い印象です。

 

全て大事な施術ではありますが、髪の状態によって繊細さが変わります。

長くなる理由は2回シャンプーして2回乾かしてアイロンまで細かくやるからですね。

 

1.髪質診断(カウンセリング)

いらっしゃった状態と濡らした状態など見て薬剤の判断をしていきます。

ここが最も重要な部分で、薬剤が間違うと成功するのが難しくなります。

 

乾いた状態で分かる部分もあれば、シャンプーして髪の弾力を計る場面もあるので、色んな状態で髪質診断するとミスが少なくなります。

 

2.薬剤塗布

髪質の履歴によって薬剤を変えたりトリートメントで保護しながら塗ることになります。

ここではダメージ毛である場合は特に慎重に塗る必要があり
櫛で梳かすのも繊細なタッチが必要です

薬剤は髪の毛の内部の構造を移動をさせるイメージです。

 

3.流し〜ドライ・アイロン

薬剤をしっかり流して薬剤が髪に残らないようなトリートメントも必要です。

ここの処理が上手くできないと、アイロンで傷ませる可能性がでます。

 

移動させたタンパク質を一時的に定着させる工程です。

 

4.定着の薬剤を塗布〜流し

アイロンした部分を完全に定着させる工程です。

流す際に髪にこれまでの薬剤が残らないようにできるとツヤツヤの長持ちに繋がります。

 

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ここの流しが甘いと傷みが出やすかったりします。

 

5.乾かして完成

乾かすと真っ直ぐになっているのが実感できます。

縮毛矯正の薬剤選びやその他の技術がマッチするほど理想のツヤツヤ感に近づくのです。

 

※美容師向けではないのでマニアックな説明は割愛してます

 

3つのメリット

 

縮毛矯正には多くのメリットがあり癖が直るというのは勿論なのですが、他のメリットもお伝えしますね!

大きく3つのメリットをご紹介します!

  • 朝の時短に繋がる
  • 毛量が減る、軽くなったように感じる
  • トリートメントの効きが良くなる
良さそうなことばっかり!

 

朝の時短に繋がる

朝起きた時点で寝癖の感じが変わるのですが
多少濡らせば寝癖を取りやすくなります。

状態が良ければ寝起きで外に行けるくらいにはなります。

 

なるべく手をかけなくても綺麗でいれるのは
縮毛矯正の強みと言えますね!

 

軽くなる

縮毛矯正の薬剤は髪を柔らかくすることができます。

度合いは薬剤の強さによって変動しますが
毛量が多く悩んでいる方も解消できるのはメリットと言えます。

 

余談ですが、毛量が多くてカットで解決しようとすると
梳きすぎて髪がスカスカになったりピンピンした毛が多くなるのでオススメできません。

 

トリートメントの効きが良くなる

縮毛矯正はタンパク質の移動で直毛に近づけます

土台作りができるようになるので、
トリートメントの効きが良くなり長持ちします。

 

普段トリートメントで効果を実感できない方にとっては
縮毛矯正は最適な施術になりうる可能性が高いです。

 

2つのデメリット

縮毛矯正にももちろんデメリットは存在します。

大きなデメリットは以下の通りです。

  • 技術に差が出やすい
  • ダメージしすぎると広がる

 

技術に差が出やすい

繊細な技術であるが故に
人によって仕上がりが変わります。

 

薬剤やアイロン技術など人によって変動する場所が多い分
「縮毛矯正=ツヤツヤ」が叶うとは限りません。

 

美容師にも得意苦手は存在するので
誰でもできる技術ではない事を理解しておきましょう。

 

ダメージしすぎると広がる

 

ツヤツヤを手に入れてしまうと、
少しパサつきが出たら縮毛矯正をしたくなりがちです。

何度もするうちに髪に負担がかかって
ダメージによる広がりが出ます。

 

縮毛矯正だけに頼らずホームケアを見直すなど
美容師さんに相談するのが良さそうです。

 

編集長
綺麗な髪はお客様との二人三脚が鉄則です!

 

艶髪になりたいのであれば縮毛矯正一択です!

縮毛矯正の効果をまとめると

  • 髪の土台作りができるので綺麗を保てる
  • 朝の準備が楽になる
  • トリートメントの長持ちに繋がる

 

デメリットとしては

  • 人によって技術に差が出る
  • ダメージに繋がるので繰り返し行うと傷む

 

色んな側面がありますが、髪を綺麗にするための技術なので
美容師選びを間違えずにできるといいですね!

 

髪質改善も気になっている方はこちらも参照ください

 

同様に髪質改善とは?という疑問も持つと思います。

縮毛矯正を含む技術になりますので
こちらを参照いただけると幸いです。

 

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